浦和美園地区の住宅地で目にする、スギナに埋もれた子ども用自転車や一輪車、大人用自転車の後方に乗せるベビーチェアーなど。
スギナに埋もれているさまは、海の中で気持ちよさそうに泳いでいるようだ。
夏枯れしたスギナが姿を消すと、子ども用自転車がまた元の形で出現。
ここ数年見かけていると、家族にとって、子どもの成長のそばにいた一つひとつが忘れられず、オブジェのように「なにげなく残されているのかな?」と思ってしまう。
ゴミと一言でくくってしまえるものと、誰かに使ってもらえたら…と思ってそのままになるものと、家々によってそれぞれだと思う。
「リサイクルできるゴミ」「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」。
いま一度、不要になったものについて考えてみたい。
【増田啓子】
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