花言葉は「栄光」「不滅」永遠の価値を教える沈丁花

沈丁花(ちんちょうげ)は開花すると、甘い香りを漂わせる花です。
甘くさわやかな香りは、春の訪れを知らせてくれます。
夏のクチナシ、秋のキンモクセイと共に季節を知らせる「三大香木」として、日本では古くから親しまれてきました。
歴史をたどると、中国南部からヒマラヤを原産とする常緑性の低木として、室町時代の中期頃に日本へと渡ってきました。
2~3月にピンクや白の花を咲かせ、葉は先端のとがった楕円形をしています。
やがて実を結ぶと1センチほどの赤い実を付けますが、日本に生息しているのは雄株ばかりなので、果実をみることはできません。
名前の由来は、東南アジアに生息する香木「沈香」のようなよい香りを放ち、クローブというスパイスで知られる「丁子(チョウジ)」に似た花を付けていたためです。
また、学名の「Daphne(ダプネー)」は、ギリシア神話の太陽神・アポロンの求愛から逃れるために、自らの身を月桂樹に変えたダフネにちなみます。
日本での花言葉は「栄光」「不死」「不滅」「永遠」です。
沈丁花が一年を通して緑の葉をつける常緑植物であることが理由です。
ことわざにある「沈丁花は枯れても芳(かんば)し」には「優れているものは、最後までその価値や魅力を失うことはない」という意味が込められています。
花が枯れたとしても、香りが残るのは沈丁花ならではの特徴です。
時代の流れは速いもの。
しかし、移り変わる時勢で変わらないものの価値を、沈丁花は教えてくれているのですね。
【さかい】

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