1966年〜1967年にかけて放送された「快獣ブースカ」は、ウルトラシリーズで有名な円谷特技プロダクション(現・円谷プロダクション)が手がけたコメディ番組のひとつである。
「ウルトラQ」のエピソードの1つ「カネゴンの繭」がベースになっている。
本作は「もしも家庭に怪獣が住んでいたら?」というテーマで制作された。子供たちの友だちのような愛くるしいキャラクターで一躍人気者になり「バラサ、バラサ」などのブースカ語は当時の子供たちの間で流行した。
テレビのほか、漫画や絵物語などがさまざまな作家によって描かれ、当時では珍しいメディアミックス展開をした作品としても知られている。
私が初めてブースカを知ったのは、東映が1993年に制作した不思議コメディーシリーズ「有言実行三姉妹(シスターズ)シュシュトリアン」の第40話「ウルトラマンに逢いたい」である。
シュシュトリアンは、三姉妹が世界平和のために変身して妖怪退治をするというストーリーだ。
しかし、この「ウルトラマンに逢いたい」だけはちがう。
巨大化した怪獣に襲われているシュシュトリアンを、ウルトラマンが助けにきてくれるというストーリーなのである。
ブースカは物語の中でシュシュトリアンをサポートするキーパーソンとして活躍するのだが、幼かった私は、なんだかよくわからないかわいい怪獣だなと思っていた。
のちの1999年に「ブースカ!ブースカ!!」としてリメイクされる。
私が愛くるしいブースカにハマってしまったのはいうまでもない。
【うえぽん】
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