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2年前の平成28年4月14日と16日に起こった熊本地震。
死亡した50人の家は、そのほとんどが東西に走る断層帯の南北2キロの間に集中していました。
断層沿いの家屋が倒壊したスピードは、防犯カメラの映像を分析したところ全壊までわずか2秒。
まず1階が潰れるため、倒壊した学生アパートでも2階の学生さんは助かっています。
学生たちのアパートはリフォーム済でしたが、耐震補強はされていませんでした。
このことから、命を守るためには家屋の耐震補強がなによりも重要なことがわかります。
コンビニでは缶コーヒーや食品は売り切れているのに、お酒やビールは売れ残っていました。
激しい余震が続くため、いつでも車で避難できるようにお酒を控えた人が多かったからだそうです。
現地では「地震はまるでジェットコースターが真っ逆さまに落ちるような感じで、すぐに停電で真っ暗。
用意していた懐中電灯などもどこかに飛んで行ってしまった。
首から下げて寝たら、寝返りで痛い。
「どぎゃんしたらよか?」と聞かれたので、「旅館などにあるように、柱にネジで固定してください」とアドバイスをしました。
ところで、岩槻でも東北高速道沿いに断層が走っているのをごぞんじでしょうか?
さいたま市には、昭和56年5月31日以前に建築された木造戸建て住宅の耐震診断(無料)と補強工事の助成制度があります。
詳しくは建築総務課企画係まで(電話048・829・1539)
【さいたま市防災アドバイザー・加倉井誠】
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