年末の欠かせない年中行事がは「餅つき」という、浦和美園地区の加藤さん(70代)宅で、子どもの頃に目にした情景が浮かんだ。
「姑さんからの伝承というか、見よう見まねで早十年ほど作っています」とニッコリ。
寒餅は、あられを干して乾燥させるのに適しているし、昔のように餅と粉を使わずについたあと、ビニール袋に入れて平らに【のす】のでカビずに仕上がり「大助かり」とのことだ。
一ヶ月ほど、寒い部屋で直射日光や強風を避け、時々、空気の入れ替えも必要だそうだ。
煎るのは電をレンジで、耳付きの茶袋を利用し、数分ずつ、あられの様子を見ながら。ふっくらとして、きつね色になったら塩、醤油などで味付けをする。ゆかり(しそ味)なども人気。また、油で揚げてもおいしい。
お供え餅も同様に、かき餅としていただくとか。お姑さんの教えを「今も活かせています」と晴れやかだった。
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