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みなさんは記憶に残っているでしょうか。
平成27年9月10日、午後0時50分に常総市北部の鬼怒川が決壊しました。
付近の住民は必死に市役所や消防に電話しましたが、市では避難勧告を出す基準を定めたマニュアルを作っておらず大混乱。
市民への「緊急速報メール」も事前に送信の訓練をしたことがなかったため、最後まで使われることがありませんでした。
前年に新築したばかりの市役所は、ハザードマップで「浸水地域」にあったにもかかわらず浸水への対策はゼロ。
翌日未明には「浸水」して水没。
発電機も水没して全館が停電し、電話も使えなくなりました。
対策本部だった市役所が全く機能しなくなっただけでなく、市や自衛隊の車も水没して移動手段がなくなり、職員と市役所に避難していた住民400人が完全に孤立してしまいました。
茨城県外からは多数の「警察、消防、自衛隊」のヘリが急行し、孤立した住民を一人一人空から救出しました。
普段は海上で活動する海上保安庁のヘリも、「水の災害ならまかせてほしい!」と特例で参加し大活躍しました。
鬼怒川の決壊とともに電柱が倒れて停電したため、住民はテレビのニュースを見ることができず、ベランダや屋根の上から手を振ることしかできなかったそうです。(もし携帯用のラジオがあれば!)
あなたは、さいたま市のハザードマップを見たことはありますか?
さいたま市だけでなく、勤務先、通学先のマップも確認しましょう!
【さいたま市防災アドバイザー・加倉井誠】
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