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発達障がいの子供や大人が昔よりも増えている…。
本当でしょうか?
昔も今も、同じぐらい発達障害の人はいたのです。
医学の進歩、診断の方法が確立されたことが、増えたと言われる要因と思われます。
昔も今も発達障害の子どもは、生きづらく、つまずいてばかりいました。
いじめられたり、からかわれたり、とても辛い思いをしていた。
それでも何とかやれました。
以前は上手くできない子どもがいても「助けて」と言えば、周囲の子どもや年上の子どもが助けてくれた。
だからと言って根本の解決まではしてくれなかった。
その時、その場で、困っていることを助けてくれただけです。
それでよいのです。
最終的に解決するのは本人であり、家族だからです。
しかし、現代社会は子どもから大人まで「助けて」の一言が言いづらくなっている。
情報があまりにも多く価値観も多様化している。
叱るのではなく「そっとたしなめる」という日本人の良き習慣も薄れている。
親も周囲の大人たちも子どもの「SOS」に敏感に反応できない。
あるいは、子どもの発信している「SOS」の意味を取り違えている。
子供の発信している「SOS」にいち早く気づくことが重要なのです。
子供からの「SOS」の見つけ方は次回とします。
【NPO法人親子ふれあい教育研究所 代表・藤野信行(元大学教授・心理学)】
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