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巨大ロボットと少年が活躍する特撮作品といえば何を思い浮かべるだろうか。
筆者の答えは『ジャイアントロボ』(1967年制作)だ。
原作は『鉄人28号』や『仮面の忍者 赤影』、『魔法使いサリー』の作者として有名な横山光輝である。
主人公・草間大作少年と地球征服を企む秘密結社「ビックファイア団(以下、BF団)」が開発した最終兵器のジャイアントロボが出会い、国連秘密警察機構・ユニコーン機関日本支部と共にB F団と戦う物語である。
作品に流れる「ロボットと少年の交流」に、当時の男の子や女の子は心を踊らせていた。
当初、草間大作少年の命令通りに動いていたジャイアントロボは、終盤へ近づくにつれて電子頭脳が成長し、みずからの判断でしばしば行動するようになる。
最終的には命令を無視して敵のボスと宇宙で自爆する。
最終回のシーンに涙した視聴者も多かっただろう。
電子頭脳が成長して自我を持つ―。
ロマンあふれる物語であるが、一方では、巨大な力が勝手に自分の判断をするというある種「力の暴走」とも考えられる。
IT技術が発達した現代、個人的に「勝手に動くロボット」の理想系はドラえもんだと思っている。
しかし、ジャイアントロボが開発されたなら、人類はどのように使用するのだろうか。
紹介した『ジャイアントロボ』は、アニメ作品としてもたびたびリメイクされている。
改めて見返してみると、たくさんのおもしろさを発見できる。
【うえぽん】
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