コロナ禍で、疫病除けの妖怪「アマビエ」が注目されている。その姿を描き写すと「疫病封じ」につながるとされ、インターネットでも投稿されたイラストが数多くみられ、厚生労働省の感染予防啓発サイトのアイコンとしても使われている。
本紙の先月号でも「にぎわい交流館岩槻での木目込み人形の技法を活かす「アマビエ」づくりの体験講座を紹介したが、申し込みは好評で、急遽9月にも開催を予定している。
製作者である新井人形店・新井文夫社長は「このような状況下での『アマビエ』づくりは、岩槻では人形でしょうという思いで取り組んだ」という。
たまたま体験講座に取り上げられたが、現在、販売している店はない。
ゆくゆくは製作キットや完成品の販売も検討中だ。
作り方はYouTubeに公開されている。
「興味のある方は弊社にお問合せください」とのことだ。
もう一例は、先月たまたま入った和菓子店「藤宮」で、和菓子の材料で作られた約20センチ程の大きさの「アマビエ」だ。
店内に飾られており、生菓子もあった。
店主は「和菓子店でつくる岩槻特産品研究グループで4月ごろにアマビエづくりを企画し、メンバーのうち3店が参加した。
デザインや味は各店オリジナルで作られていて、この状況下で癒しの一つとなってくれれば良いと思った」という。
和菓子のうち200個は、市役所を通じて市立病院の医療従事者向けに寄贈された。
価格は各店で異なるので問合せは各店へ。
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