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さいたま市の文化賞を受賞した鶴見清一さん。
市報さいたまの6月号に写真入りで紹介されていたのでご存じの方もいると思います。
インタビューする私も岩槻の芸術祭などを通して大変にお世話になっている関係ですが、今回この企画として改めてお話を伺いました。
福島県会津生まれで栃木県育ちの鶴見清一さん(77歳)は小学校の音楽担当教員として岩槻市の太田小に赴任後、東岩槻小、上里小、徳力小、西原小など、岩槻区の中だけで定年まで教鞭を振るわれたので、教え子の方は多いはずです。
当時の岩槻では子供の合唱団などはなく、東岩槻小時代に立ち上げたそうです。
鶴見さんの考える音楽の基本は「おんがくとは、音楽であって、音学ではない。
まして、音が苦であってはならない」であり、音楽教室にも掲げて教えていました。
各地の音楽活動などにも積極的に参加し、子ども達に音楽を通しての学びや楽しさを伝える中で、参加する部員も地域も広がって行ったそう。
教え子の中には、プロの音楽家になって活躍している方も多くいるといいます。
今回の受賞は、これまでに関係した音楽や文化関係の活動の中で、多くの組織の会長や理事長などの役職も長く、さいたま市の文化芸術の振興・発展に大きく寄与された事が評価されたことによります。
現在、成人グループの岩槻の音楽や文化活動にも関わっているが、今後についても尋ねてみた。
「創造力が無くなったら辞め時かな」と笑っていましたが、創造力・気力ともまだまだ元気です。
【編集部・奥山】
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