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新型コロナウイルスの感染が拡大してからは世界的にも人の動きが止まり、国内でも多くのイベントを開催できない状況が続いている。
そんな中、徐々にではあるが、岩槻区内でのイベントも感染防止対策をとりながら復活しはじめている。
復活にあたっては、従来通りの形式ではなく、今の時代に対応した運営方法や企画内容に進化させなければ、せっかくの復活の意味が薄くなってしまう気がしてならない。
実りの秋は全国各地でもイベントが復活してきおり、岩槻区の中央エリアでも10月から11月にかけて5つの大きなイベントが予定されている。
各イベントは、地域の関係者やボランテイアの方たちがメンバーとなって実行委員会を立ち上げ、大変な準備を進めてやっと開催できる。
その際、同じエリア内での同日開催のイベントであっても、ポスターでは別物としての情報発信になってしまっていた。
区外の方にも岩槻を知って興味を持ってもらい、実際に岩槻まで来てもらうための情報発信のやり方などは、岩槻全体で考えていく必要性を感じていた。
地下鉄の岩槻延伸も期待される埼玉高速鉄道株式会社の鉄道は、現在、浦和美園駅からの相互乗り入れで都心部を通り日吉駅まで走っている。
今回、「岩槻 秋の祭り」として5つのイベントをまとめて紹介したポスターの車内中吊り広告の無料掲示をお願いしたところ、岩槻への鉄道を使った来訪者増加や地域活性化につながるとの判断で了解を頂いた。
今後も、岩槻全域のイベントを「春・夏・秋・冬の祭り」の紹介形式にして四季ごとにお願いできればと考えている。
電車内中吊り用の横型ポスターを、一般的な縦型のポスターにした物は、埼玉高速鉄道、東武鉄道の駅構内をはじめ区内の施設や屋外などでも掲示される予定だ。
岩槻は、各地域に根付いた伝統ある行事や文化を引き継いで何とか残そうとしている。
次の世代へ引き継ぐには、若い世代に参加してもらい、楽しいと思えるような仕組み作りも必要だ。
区内には他の地域にはない歴史ある神社仏閣、自然なども数多く残っており、これらの岩槻の魅力を、誰に向かってどのように発信して届けていくのかは関係者の知恵の出しどころだ。
既成の枠にとらわれずに、若い世代や外部からの自由な発想を吸い上げ、個人の持つ豊富な情報ネットワークをも上手に活用して行ければ、岩槻は特徴ある、他の地域とは異なる楽しく面白いまちになる気がする。
【編集部・奥山】
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