木の博物館「木力館(きりょくかん)」大槻忠男館長は、木の魅力を活かした住宅づくりを提唱している。
その情熱の結晶といえる木力館「館長の家」が区内太田3−7−40に完成した。
埼玉県産材を主に木曽ヒノキ、青森ヒバ、秋田杉を使い、日本の伝統的建築工法で建てられている。
建具やキッチンも風呂も木造りという徹底ぶりだ。
館長は「家づくりも地産地消」だと語る。
日本の高温多湿という気候風土に適応して育った樹齢の長い木を建材にして作られた日本家屋は長寿命であり、寒暖の差を調整し断熱材を必要としない。
国産材は高価という先入観が持たれているが、建築費は大手ハウスメーカーと比較しても大差がないという。
さらに、「家を持ちたいと考える多くの人に木の家の良さを五感で体感して欲しい」と話す。
「館長の家」の見学会は、完全予約制で随時開催されている。
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