岩槻人形博物館が2020年2月22日(土)にいよいよ開館する。
古くから人形のまちといわれる岩槻だが、経済産業大臣から伝統的工芸品「江戸木目込人形」「岩槻人形」の指定を受けるなど、多くの伝統工芸士が人形づくりに関わるこの街にとっての象徴的な施設として、国内外の観光客へ日本人形の持つ文化や美しさを発信していくことも期待されている。
館内では企画展も開催され、開館日から4月12日(日)までは「開館記念名品展Ⅰ」を開催。展示されるのは雛人形と「犬筥(いぬばこ)」「天児(あまがつ)」「這子(ほうこ)」であるが、なかでも犬筥は、江戸時代に安産祈願などのために使われた徳川家ゆかりの品であり、その大きさと美しさはすばらしく価値があるといわれる名品だ。
また、展示品のよりよく知りたい場合には、学芸員が丁寧に案内してくれる。直近の予定日は、2月23日(日)・24日(月)、3月1日(日)・15日(日)・20日(金/祝)で、いずれも13時半から所要時間30分ほど。
◆ にぎわい交流館同時オープン
岩槻人形博物館の併設施設として「にぎわい交流館いわつき」が同時にオープンする。
岩槻の歴史及び文化の発信、産業及び観光の振興に加えて、地域の賑わいづくりを目的としている。
1階には交流・休憩ルームに加えてショップコーナー、カフェが入る。
2階には多目的室や体験教室などが催2月22日(土)から24日(月)には日替わりで、伝統工芸である木目込み人形やその技法を生かしたストラップ、組み紐工芸、ちりめん細工などの制作体験講座が行われる。
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