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急ピッチで岩槻人形博物館の建設工事が進んでいる旧区役所跡地を少し春日部方面に進むと、趣のある町屋風の建物があります。
隣地にある樹齢約500年の黒松との景観は「第10回 さいたま市景観表彰」の景観協力賞にも取り上げられ、電線が地中埋設されている事もあってか素敵な風景になっています。
人形博物館やこれから建設予定の(仮称)ふれ合い交流館なども併せて岩槻の景観を代表するエリアになって欲しいものですね。
さて、少し話は変わりますが、この付近にある家屋の庭先では夜になるとタヌキの子供たちがときどき姿を現しては、しばらく遊んで行くそうです。
住民の方が撮った子ダヌキの写真も見せてもらいました。
どこから入ってきたのか分からないとのことですが、もちろん親もいるはずで、岩槻の街中の住宅地でもタヌキが生息している現状は、自然豊かともいえる反面、害獣として捉えるとあまり好ましいものではないのかもしれません。
昔からの町屋としての細長い敷地では、道路側の建物は活用していても奥にある古い建物などが廃屋化して、このような動物の住処になっている可能性も高いと思われます。
少子高齢化が進む時代、個人財産であっても地域全体でとらえてみんなで考える視点が必要なのかもしれません。
【編集部・奥山】
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