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今月ももうすぐ七夕の季節、夜の空に星が輝き、昔の人は天の川にロマンを求め、「織姫」と「彦星」の物語を創作した。
「星、スター」は私たちのロマンであり、憧れなのでしょうか?
「手に一杯の星」『AHANDFUL OF STARS』何ともロマンチックな歌詞です。
この曲は映画『HULLABALOO』の挿入歌で、グレン・ミラー楽団も演奏している曲で、私の大好きな『スタン・ゲッツ』が「スタン・ゲッツ・アンド・ザ・クール・サウンド」というアルバムで演奏している。
この美しいバラードをゲッツは、一音一音をいとおしむようにしながら、ロマンチックに唄い綴っていく。
彼のテナー・サックスのアプローチは、誰にもまねができない奏法であった。
ハリー・アレンが似ているというかもしれないが、彼が心から音楽をスイングしている時のゲッツは、誰にもまねができない。
ソフトでクール、ハードでホットな音色が一曲に奏される、乗った時のゲッツは素晴らしい音楽を私たちに聞かせてくれた。
彼は,麻薬に代わってアルコール依存に悩まされつつも演奏活動を精力的に続け、癌との闘病生活を続けた末に1991年6月6日、肝臓癌によりこの世を去った。
このアルバムは、1953年4月、1954年1月と11月、1955年1月と8月に録音したもので、53年と54年11月の録音は、ヴァルブ・トロンボーン奏者、ボブ・ブルックマイヤーとのクインテット、54年1月はピアニスト、ジミー・ロールズとのカルテット、55年8月はピアニスト、ルー・レヴィとの同じくカルテット、55年1月は、トランペッター、トニー・フ
ルッセラとのクインテットのセッションが盤に刻まれている。
50年代前半は出来、不出来の差が激しいが、光るものもある。
ジャケットが夏らしいのも、この時期にはいい。
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