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以前勤めていた職場に「ヒヤリハットノート」というものがありました。
勤務中にヒヤッとしたり、ハッとしたことを記入し、適切でない対応や医療事故を防ぐ目的でできた情報共有ノートで、とても役に立ちました。
運転中にもヒヤッとしたり、ハッとした経験は誰でもあると思います。
大きな事故にならなかったとしても、しばらくは強烈に記憶に残ります。
この道は抜け道でスピードを出す車が多い、子供が飛び出してくる可能性がある見通しの悪い道だ…などと気をつけるようになります。
しかし、慣れた道で多少スピードを出しても大丈夫だった毎日をくり返すと、その記憶は薄れていきます。
自分は今まで事故を起こしたことがないから、これからも大丈夫だろうと思い込んでしまいがちです。
そして、大丈夫と思っていた道で、大きな事故が突然起きたりします。
先月、岩槻区の国道122号線で、大型トラックが原付バイクと接触。
バイクを運転していた20代の男性が亡くなりました。
見通しのよい道でも大丈夫とは限らないのです。
「まさかこんな深夜の時間帯に人やバイクはいないだろうという考えは危険です。
まだまだ元気に生きることができる命が、事故によって突然失われることほど悲しいことはありません。
被害者にも加害者にもならないよう、いつもよりちょっとだけ回数を増やして安全確認をしてみましょう。
【清水】
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