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岩槻区西町に在住し革工芸教室を主宰している関口登美子さんの工房を訪ねた。
2016年に国際美術批評家連盟から贈られた「世界最高峰基準アーティスト」の認定書が飾ってある工房では、これまでの作品の数々を見ることができた。
革細工の魅力を尋ねると「革では何でも作れるから楽しいのよ」という関口さん。
たしかに生活の一部として欠かせない丈夫な素材であり装飾品としても活用されている。
革との出会いは20代に浅草橋で革細工の展示会場に入ったとき。
出会った作品の魅力に圧倒され「自分も作ってみたい」と思い立ち、その作家さんの工房がある柏まで岩槻から週2回通って15年間学んだそうだ。
その後も研鑽を積んで技術を磨いた今では、国内はもとより海外からも出品依頼が多いという。その成果は、作品の高度な技術が認められた末で認定書が授与されたことからも伝わってくる。
実際に工房で目にしてみると、革細工の作業はたいへんな体力が必要なことが分かる。
2月に岩槻で開催した「区民総合芸術祭」でも多く作品を展示していただいたが、今後も健康に留意して、精力的に作品づくりと次世代への技術の継承をお願いしたいと感じてやまない。
【編集部・奥山】
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