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平成29年8月6日(日)七夕節句まつりが岩槻駅東口クレセントモールで夕方17:30よりジャズがビルの谷間に鳴り響いた。
前もって開催を知っていたジャズファン、私もそうですが、駅から帰宅する人々、夕涼みに来られた人々、それぞれが、手を鳴らし、足を鳴らし、体をゆすって、掛け声をかけ、夕やみ迫る会場で、楽しんでいた。
この火付け役が、スイング・ドールスのバンマス今村信哉(ドラムス)さん、アート・ブレーキー&ジャズメッセンジャーズのアート・ブレーキーである。
皆を鼓舞し、司会をやり、会場の設営もし、彼がいなければ、このジャズ祭はなりたたないのでは、まさしく、クレージーキャッツのハナ肇的存在、これもすべてジャズが好きだからでしょうか。
彼がコメントしていたが、この音楽を聴くと演奏したくなってしまう。
私も街頭でジャズが流れているのを聴くとなにかうきうきと心弾んでしまうので彼の心境がよくわかる。
ジャズという音楽がこの岩槻で根付いてくれればと思う次第ですから。
音楽とは楽しいことが前提なのです。
ジャズの歴史もそうでした黒人がヨーロッパから移民として連れてこられ、アメリカの南部で奴隷として綿農園で働かされ、その苦しさから、黒人霊歌(ブルース)が生まれ、生まれ育ったアフリカのリズムがクロスオーバーしてあの楽しいデキシーランド・ジャズが生まれたのですから、ジャズは本来楽しい音楽なのです。
ですから、手を打ち、足を打ち、体をリズムに合わせて,ゆするのがこの音楽の正しい聴き方なのです。
もちろん、素晴らしい演奏には心と耳を傾けて、静かに聞くことも必要ですが、何しろ心の憂さを晴らしてくれるのが、ジャズなのです。
もちろん世界中にそんな音楽はあります、ブラジルのサンバ、クラシックのワルツやバロック音楽、日本の盆踊り、祭りのお囃子など、それと変わりがないのがジャズです。
一部の方は、一小節目のメロディーは聞いたことがあるのでと、後はアドリブなのでさっぱり解らない、そしてまたメロディーにもどりホットされて終わる。
そんな感じでしょうか。このアドリブというところが、ジャズでは一番大切なパートなのです。
これがなかったら、ただのムード音楽になってしまうのです。
このアドリブパートにスイングすることです。
ではスイングとはなんぞや、泳ぐこと、それは、スイミング、寝ること、それは睡眠、でも両方この音楽に当てはまるのです。
心と体を開放して、この音楽のリズムと、奏者の音符の波の上を泳ぐように体や足や手をつかつて表現することこれがスイングすることです。
そして、それが解らない人は熟睡してしまう音楽。
さて余談はここまで、この日の演目は、デキシーの曲から始まり、「A列車で行こう」「ユー・ビー・ソー・カム・ホーム・ツー」「フライ・ミー・ツー・ザ・ムーン」「コーヒー・ルンバ」「いそしぎ」「シャドー・オブ・ユー・ア・スマイル」「オンザ・サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート」「コンファメイション」「ウエーブ」「バイ・バイ・ブラックバード」「ウイル・ネバー・ビー・アナザー・ユー」「イパネマの娘」「少女A」「ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド」ここで私はこの取材をエンド。
【記者 小山 俊一】
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