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岩槻郷土資料館の建物は、昭和六十年に発行された『埼玉県大正建造物緊急調査報告書』の中には、「合理主義様式を基調としながら細部にアールデコを施した昭和初期の面影を良く備えた建物である。」と評価されています。
外観は四角く、装飾性の少ない建物ですが、二階、バルコニーへの出口部分や塔屋三階の窓にもアーチ窓が見られ、屋上の庇や丸窓部分にアールデコ様式が見られます。
丸窓は直線を十字に組み合わせていますが、少しずらすなどモダンなデザインになっています。
内部にはいると事務室(現在の展示室)には丸柱や天井のアーチ、入り口内側をアーチ状にしていることや、入り口左側の応接室のドアのガラス部分には金属による花の文様が付けられるなど、装飾性に富んでいることがわかります。
受付奥の電話室の扉は、上部がアーチ状になっており、凝らされた意匠を見ることができます。
また二階の上がる階段部分も人造石を用いた手すりや床、手すりの下につけられたアカンサスを思わせる植物のデザインなど見ごたえのあるものとなっています。
館内は、入ってすぐのカウンターをはさんで、来館者の立つ床より、署員の立つ床の方が高くなっており、警察が権威をもっていた当時の世相がうかがえます。
今回は、鉄筋コンクリート部分の建物の紹介になりましたが、木造部分などについて次回に紹介していきたいと思います。
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