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今年、平成30年3月にさいたま市は、「洪水ハザードマップ 利根川と江戸川が氾濫した場合」を発行しました。
それによると、羽生市の利根大堰付近が決壊した場合、決壊から30時間ほどで浸水域が岩槻まで達してしまうことが示されています。
東北道の西側と、元荒川の東側が広範囲に水没してしまうため、岩槻の中心部は浸水を免れるものの、道路が断たれ陸の孤島となってしまいます。
想定される最大規模の降雨は、利根川流域で「72時間の総雨量が491mm」というものです。
2015年9月の鬼怒川決壊では、上流の栃木県で72時間に600mmもの降雨があったので、この想定はけっして大げさなものではありません。
浸水域の小中学校も水没してしまうため、避難所として利用することはできません。
なかには、さいたま市が「3階以上を避難所として利用する」と定めた学校もありますが、付近が浸水してから逃げることはひじょうに危険です。
歩けるような浅い浸水でも、水は濁っていて地面が見えません。
過去の大雨でもマンホールのふたが外れていることに気がつかずに転落したり、道路と水路の境がわからずに水路に落ち、埼玉県の女子高生が亡くなったことがありました。
また、自分の居住エリアが浸水しなくても、付近が停電するとテレビが見られなくなり災害情報が得られなくなります。
一家に一台は電池式の小型ラジオを用意しましょう。
また固定電話や携帯も不通になる場合がありますので、普段から災害時にはどこに避難するか、家族で話し合っておくことが大切です。
岩槻区役所などでもらえるハザードマップは、あくまで最悪の被害を想定したものです。
しかしながら、明日は我が身と言う気持ちを忘れずに備えることが、命を守る秘訣なのです。
【さいたま市防災アドバイザー・加倉井誠】
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