脳内モルヒネという言葉に「あ、聞いたことがある」と思えるあなたは、かなりの読書家だろう。
いや、テレビが好きな方も、過去にテレビなどで連日耳にしたかもしれない。
この言葉は、1995年にベストセラーとなった書籍『脳内革命』(サンマーク出版)のメインテーマだった。
著者の春山茂雄氏は、東洋医学と西洋医学を融合した治療・健康指導で高い評価を得ていた医師。
春山氏は「脳内モルヒネは、スポーツや楽しい事や人に喜ばれるなど、精神的な喜びを感じると脳内から分泌される。
その効能としては、成人病を予防し、健康で長生きできる体を作ってくれる」、つまり「健康で長生きしたければ、薬に頼るよりも生活習慣を変えなさい」と本書で語っている。
そして、笑うことも健康によいので、常に笑うことを意識した生活をした方が幸せでいられると読者に語りかけてくる。
自分がニコニコしていれば、連れ合いにだってそれが伝播して、ニコニコの輪ができ、居心地がよいに決まっている。
私は、健康でいるためには、笑い合えて、人のために役立つことをいっしょにできる仲間を作ることが重要だと考えている。
私が主宰している「ラブレレいわつき」でのウクレレ仲間との会話は楽しい。
「最近はこの曲を練習している」とか「NHKでウクレレの番組を観たけど、高木ブーは相変わらず元気だよね」といった話題が飛び交うが、このところ、テレビの影響で「ウクレレといえばハワイアン」という認識が少しずつ変わりつつあるようだ。(次号に続く)
【いわむね】
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