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和楽器バンド。私が好きなアーティストの一組だ。
和楽器奏者とバンドマン8人による編成で、和洋が混在しているメンバーが奏でる幅広い表現の楽曲がとても魅力的だ。
そして、ゴールデンボンバーも私が好きなアーティストだ。
楽器を弾かないエアバンドで一発屋なんていわれながら、既成概念にとらわれない活動をして未だに活躍している。
これらのアーティストに共通するのは「古いものを踏襲しつつ新しいものに昇華している」ことだ。
和楽器バンドは、伝統的な和の音楽を踏襲しながら新しいものを取り入れて自分たちの表現に深みを与えている。
また、ゴールデンボンバーも辿ってみると、90年代に流行っていたキャッチーなフレーズをアレンジしながら自分たちの魅力に変えていったのがわかる。
でも、彼らは昔の音楽を否定してるわけではない。
むしろ「リスペクト」している。
和楽器バンドに至っては「知って」もらい「広げる」ためにあえてその表現を使っているのだ。
考えてみると、これは音楽に限った話ではない。
歌舞伎にしたって、演目に漫画の『ワンピース』や『NARUTO』を取り入れたり、初音ミクと共演することで知らない層に知ってもらうための試みを行っている。
伝統を守ること、伝えることの手段は昔をそのまま残すということだけではなく、新しいものや違うジャンルのものとのかけ算が有効なのだとひしひしと感じる今日この頃だ。
【うえぽん】
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