若者の提言 投票率低下を憂う

2019年4月7日(日)に埼玉県議選、さいたま市議選の投開票がおこなわれた。
岩槻区では、県議は候補者が1名であったため無投票で当選をした。
市議選には定数5に対して候補者が6名 であったため、投票によって市政を担う議員が選ばれるという重要な選挙となった。
しかしながら、投票率は10区で最下位であった(図1)。
これにより、さいたま市全体の 平均を岩槻区が大きく下げることになった。
さらに深刻なことに年々投票率は下がっているということだ(図2)。
もちろん、若年層の投票率の低さも問題ではある。
ただ、他の世代も全体的に下がり続けている現状が岩槻区にはある(図3)。
引き起こす原因は、政治への無関心さか、政治への期待感の希薄さか、選べる候補者の少なさか。
いずれにしても、一部の民意によって岩槻区の政治家が決定されているということだ。
今回の選挙では、投票権をもつ有権者約9万4000人いるなかの約3万人で4年間を担う政治家を決め てしまった。
これをどのように捉えるかは読者に委ねたい。
私の所論としては、市民へ政治教育をする必要があると考えている。
どのようにして自治体は運営されているのか、議員が果たしている役割はなにか、ということを理解する。
そうすることで自身の住んでいる地域や将来の子どもたちにとってなにが有益になることか分かるというものだ。
投票は地域を変える一つの手段にすぎないが、何もせずに嘆くより、まずは一歩行動をしてみよう。
投票率が上がることで議員も緊張感をもち市政運営をしてくれるに違いない。
政治に何かを求めるよりも、まずは市民みずから変わることが求められているのではないか。
あくまで政治家は市民の代表としての役割にあるため、私たち市民が岩槻の未来を決めるのである。
だからこそ、自分の意思表示を投票で示すことの大切さがあるのではないか。
私は、市民から政治意識を変えることを今後も提言していきたい。
【さいたま市若者会議・代表/法政大学法学部2年 尾舘祐平(岩槻区在住)】

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


インフォメーション

  1. 2024-4-12

    断念…地下鉄7号線の岩槻延伸、年度内は申請できず さいたま市議会

  2. 2024-4-12

    睡眠不足がもたらす健康リスクとは?③

    睡眠の質を高めるための方法 ・睡眠スケジュールを作成する際には、週末も同じ時間に起きるように心がけ…
  3. 2024-4-12

    「まちあわせ」

     まちづくりユニット「まちあわせ」が岩槻のさまざまなまちづくりを紹介するこのページ。 今回は3月…

『らうんじ』からの募集・告知

  1. [caption id="attachment_21730" align="alignright" …
  2. [caption id="attachment_21722" align="alignright" …
  3. 白いひげをたくわえた老人がホールで交響楽を聴いている。 ピアノを流暢に弾く青年を口元に指を当て凝視…
  4. おおよその面積を求める問題 左の図は、見慣れた岩槻区の地図です。これを見て中学生のA君とB君が以下…

岩槻について

  1. 2024/4/12

    端午の節句
    五月人形 コンパクト おしゃれ 伊達政宗 上杉謙信 兜飾り 兜ケース飾り ア…
  2. イベント情報

    2024/4/12

    手作り展開催
    体験コーナーもお楽しみに… 【日時】4月26日(金)10時〜17時 【会場】人形博物館併設 にぎ…
  3. イベント情報
    いつまでも完気で去ける身体目指しませんか? 【講師】大谷友帯(歩きち&姿勢の体験会) 【日時】4…

アーカイブ

過去記事

イベント終了などで移動になった記事はこちらから

移動済み情報記事一覧へ

 

ページ上部へ戻る