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この時期の夜空では、木星と土星の大接近がみられます。
南西の低い空に現れる明星・木星と、そのそばで少し控えめに輝く土星が日に日に近づき、21日に夜空で超接近します。
木星も土星も地球も太陽の周りを廻っていることから起こる、みかけの接近で、実際の土星と木星が接近しているわけではありません。
西の視界が広がっているところなら見ることができます。
三日月が二惑星のそばで華を添える17日の空も楽しみです。
そして、もう一つのみどころはふたご座流星群です。
今年、2020年はピークの14日と新月が重なり、一晩中いつでも観察しやすい条件がそろいます。
東の空には冬の明るい1等星たちの光でにぎやかになります。
この領域は最も華やかな領域で、外側の6個を結んでできる六角形や、最も明るい大星(シリウス)を含むきれいな正三角形は、冬のダイヤモンド、冬の大三角とよばれ、冬の夜空のシンボルになっています。
冬のダイヤモンドの中で輝くベテルギウスは、その赤さから日本には平家星という名前が伝わる星で、昨年11月頃から今年2月にかけて、目に見えて急激に暗くなり、注目を集めました。
大爆発を起こすと考えられて注視されていますが、大きな爆発が起きて、吹き出したガスが光を遮って暗くなったのだろう、と研究があがってます。
私たちの時間で目に見える変化をすることは、なかなかありません。
「間もなく」という寿命も10万〜100万年くらいの先でやはり星というのは途方もないスケールですね。
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